プログラマブルスイッチャーの自作#16 制御部検証1(CPLDの比較)
プリセットデータを参照し、
- ①LEDでバカな俺にも判る様に表示する。
- ②De-Multiplexer/Multiplexerに設定データを送る。
- と、それ程複雑では無いが自作機器としては十分複雑な処理をしなくてはならない。
- デジタル回路となる。音の信号は一切デジタル化されないが音の経路はデジタル回路で制御する。
- 最初からCPLD (Complex Programmable Logic Device)でやろうと決めていた。
- 90年代にXilinxのLCA(昔のPLDね)を使っていた経験はある。その頃はPLDはAlteraとXilinxの二強状態。時代は変わりAlteraはintelにXilinxはAMDにそれぞれ吸収されたみたい。自分の中では利用経験が有る理由でXilinxが圧倒的に有利なのだが、真面目に比較して見たらXilinxは脱落。
Brand |
①無料開発ツール |
②中華書込機器 |
③自作向け形状 |
④在庫状況 |
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最終更新日 |
Win11 Support |
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Altera (intel) |
Intel Quartus Prime Lite Edition |
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○ |
○ |
△ |
✕ |
ISE WebPACK |
2020/02/20 |
✕ |
○ |
△ |
✕ |
|
Lattice |
Lattice Diamond |
10/10/2017 |
△ |
○ |
△ |
○ |
Microchip |
Libero SoC Silver |
11/15/2023 |
? |
✕ |
○ |
○ |
- 比較項目は4つ。
①無料開発ツール
PCで回路設計してPLDの動作を規定しなくてはならない。自分が持っているPCはWindows11とChromebookだけ。ChromebookでLinux用のを動かすってのも出来るのかも知れんが少々難しい気がする。ChromebookにLibreofficeを入れるような簡単な話では無いのでWindows11で行くしかなさそう。この項目でXilinx脱落。XilinxのツールはWindows7まで。特別処置でWindows10でも使える様にしてくれているみたいなので自分のWindows11に入れてみたが上手く行かなかった。頑張ればまだ手立ては有りそうではあるがここで頑張ってもご利益薄いので止め。
Lattice Diamondはメーカーweb上ではWin10はサポートされているがWin11の記述は無し。無償で使えるが登録は必要。試しにWin11に入れて見る。インストールはアッサリ完了し無事動く。
この項目だけでXilinx脱落。
②中華書込機器
写真の様な機器が必要なんである。各メーカーから提供されている物は高額でとても買う気になれない。そこでAmazonや中華通販サイトで同等品が格安で取扱いが有るのか?である。
結果は、Altera用、Xilinx用、Lattice用の取扱いが有るのを確認。Microchip用は確認出来ず。そもそもこれらの機器の中身違うのか?同じじゃないのか?と思うしAltera用の機器でMicrochipのデバイスに書込み出来るんじゃ?と思ったりするのだが、まあギャンブルする必要も無い。
この項目でMicrochip脱落。
③自作向け形状
家庭用ハンダゴテで実装出来る形状のデバイスの提供があるのかの項目。
○はPLCCパッケージの提供有り、△はPQFPやTQFPパッケージの提供が有る。
BGAパッケージはさすがに手ハンダで実装は厳しい。この項目はMicrochipがダントツに有利。
④在庫状況
タイミングの問題かもしれない。mouserやDigi-keyなどの電子部品販売サイトで見た在庫状況。AlteraやXilinxは在庫無しが多いように思う。明日見たら違うかもだが。逆に人気が有る証拠なのか?
以上の比較から
1位 Lattice
2位 Altera (intel)
1位か2位かを決めているのが在庫状況だから逆転もあり得る。